昨日の老人ホームの夜勤のバイトは、病院の救急外来の当番も兼ねてます。
昨日は、日勤終わって、すぐに老人ホームのバイトだったので、外来にピッチを取りに行ったら、早速、外来に患者が・・・・
「あー、今日は当たりの日だなー」と直感。
日勤帯外来当番の看護師から「今、来たばかりなので、長引くようなら電話します」との申し送りを受けた。
老人ホームの控え室に向かい、荷物整理。
先に夕ご飯を食べていた。コンビニで買った、安いサラダ巻寿司を食べていたんですけど、最後の大き目の一口を食べた瞬間にピッチが鳴る。
「ひゃー、どうしよう。食べ終わってから出ていては時間がかかり過ぎる」
そう思ったので、電話に出ましたが・・・ 「もひもひ・・・」って感じで、恥ずかしかった(笑)
結局、血圧を再度測って帰ってもらうだけで済んだ。
問題は次の電話でした。
「急性アルコール中毒の患者、男性、54歳、4~5分で救急車到着します」の事。
急いで、病院に行く。
当直の人曰く「54歳で急性アルコール中毒って、いい年してみっともない。もうお酒を知らない年でもないのになー!!」とご立腹。
病院裏話ですねー(笑)
間もなく救急車到着。
救急車のストレッチャーから病院のストレッチャーに移す、その瞬間「トイレ行きたい!!」と患者。
そう言ったと思ったら、すでに失禁状態。 上から吐くわ、下から失禁状態。
当直医到着、救急隊員より申し送り。
「○○さん、54歳、男性、忘年会にて飲酒中に嘔吐。飲酒量不明。奥様は現在病院に向かっています」との事だった。
医師の診察が終わり、点滴の指示が出る。
とりあえず、500mlの点滴をして、終わった時点で起きないようであれば、もう1本追加でしてください。
処置室に移動させて、点滴しようとした時、奥さん到着。
医師より容態説明
「今から点滴しますが、これはあくまでも血液内のアルコールの濃度を薄めるだけなので、命の保証はありません。1本やって、お酒がさめないようならもう一本追加します」
私は点滴を始める。意識混濁状態なので、針を刺しても痛がらなかった。
奥さんについていてもらおうと思っていたが、失禁していた為、着替えを取りに行きたいということで、奥さんが帰ってくるまで私がそばに着くことになる。
はー、今日は眠れないなー ( ノД`)
往復40分かかると言っていた奥さんが、1時間たっても現れない。
当直の人が「奥さんひょっとしたら、来ないん違うかな? そんな気がするわー」
マジー!! どうすんのこの人!!
私は、11時に老人ホームの巡視があり、当直の人は、同じ時間に病院周りの戸締りがある。
困ったなー、一人でほっとく訳に行かないし・・・
相談して、時間をずらして行くことに。
私は、一旦老人ホームに戻り、夜勤のヘルパーさんに事情を説明すると、巡視は代わりにやってくれると言ってくれました。
再び、病院に戻り、今度は当直の人に、私が空いた事をつたえ戸締りに行ってもらう段取りをしているうちに、やっと奥さん到着。
1本目の点滴が終わっても、まだ、意識もうろうって感じで、でも最初に比べれば、何とか会話できる状態になりつつある。
2本目の点滴開始する。間もなく患者が「おしっこ行きたい!!」というので、オムツしているのでそこにしてくださいと言っても、できないのいってんばりで、挙句の果てにストレッチャーの上に座りだした!!
まあ、回復してきた証拠なんですけど、ここからが最悪のケースでした。
力を入れて起き上がったものだから、点滴の管の中に血が逆流してきて・・・・
おまけに今にもストレッチャーから降りそう
仕方ないので、抜針。
その後、間もなくトイレに向かう。
当然、一人で歩ける訳もなく、意識もうろう状態で、奥さんと私で両腕を抱えて、ふらふらになりながら、トイレまで辿りついたものの、便器まで後1メートルないところで失禁、トイレの床に大量のおしっこをしてくれたのである。
夫のふがいない姿に奥さん激怒。夜中だというのに病院中響きわたる声で怒鳴っていた。
あららー、これどうすんのよー。 掃除するんは私じゃないの???
患者本人、気持ちよく失禁した後で、今度は気持ち悪いと言い出し、障害者トイレで吐く。
その間に、病院の電話が鳴る。またアルコール中毒患者である。しかも、ほぼ2件同時状態で連絡があった。
「えー、こんな手のかかる患者抱えて、またアル中患者!! ちょっと、無理よー」と思っていたら、今の患者が回復していないのでドクターが受け入れを断ってくれた。
断られた患者さんには、大変申し訳ないが、今の状態では受け入れてもお手上げ状態である。
アル中患者って、受け入れてくれるところは少ないのです。 うちが、受け入れた患者もうちの病院で4件目だったそうです。
吐くのが少しおさまってから、車いすに座らせ、再び処置室に移動し、車いすのまま2本目の点滴をしようとするも、嘔吐、失禁をくる返しているものだから、脱水状態になって血管も脱水状態。なかなか、針が入らない。
やっとのことで針が入り、点滴2本目開始してしばらく様子を見る。
様子を見ている間に、「男って愚かな生き物よねー」と奥さんに言うと、「何か看護師さん悟り切ってますねー」と言われた。
そうよ私どれだけ男に苦労したことか(心の叫びですよ)
そして、少し会話できるようになった患者さんに、どうせ言っても明日になれば忘れているだろうけど、説教してやりました。
今日、奥さん来てくれたけれども同じことをしたら、見捨てられるよ~。私だったら、こんな旦那の為に病院には来ないわよー。
すると患者は「お母ちゃんは、僕の事好きやから大丈夫」というので、
「男の人ってね、そんなに思っている人多いけど、女って見切りをつけたら早いからね~。知らないよ~」というと、
「おしっこしたくなった!!」と話をそらす。
やーねー、どこの男も同じ事言うわ!!
「オムツしてるから、そこでお願いします。今度は、トイレには絶対行かせません」と言った。
すると観念したらしく、仕方なくオムツにしてました。
点滴も順調だったので、奥さんに付き添ってもらい私は老人ホームの控室でしばし休憩。
40分ぐらいして点滴終了の電話。再び病院に行き抜針。
車イスにて、車まで送り、やっとお帰りいただきました。
終了時間、午前2時。
5時間半にわたる奮闘でした。 ふー、疲れたよ~
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