今日は、仕事のお話
もう随分前の話ですが・・・・
本職にて、久しぶりに、納得のいく看取りができました。
現在のコロナ禍の中、
面会もままならず、
面会できるのは、危篤患者のみです。
こんな悲しい話はないですよね。
しかも危篤という事は、
ほとんどの患者さんには意識がないです。
なので、せめてご家族の方が
死に目に会えるようにと思うわけですが、
これがなかなか難しいのです。
今回は、ペアを組んだ看護師は
今の職場には12年務めているベテランさん。
私も安心して勤務ができました。
申し送り時から、
「もう今日辺りやで」と言われていたけれど、
この患者さん、低空飛行でずっと頑張っていた。
だから、この夜勤ももしかしたら持つかも・・・
と思っていたけれども、
私達が、夕食休憩をする前から、なんだか怪しい雰囲気になってきました。
ペアを組んだ看護師とも
「そろそろかなー」と言いつつ、
私は、患者の前で
「いいよ、送ってあげるから、もう頑張らなくても・・・」って。
そして、夕食休憩が終わって、
もう1人の看護師が、
「一応、家に電話入れておきますね」と言って、
電話をした。
その最中、心拍数低下。
病室に行くと、もう息も止まりそう。
電話中の看護師に
「今すぐ来てもらって」と伝える。
家族が車で30分ぐらいかかるとのこと。
んー、ちょっと間に合わないかも~ と思いつつ、
私達は、患者さんに
「今、孫さんと、娘さん、病院に向かってるから、
それまで、頑張りよー」と声をかける。
そして、私たちは仕事の前倒しをする。
そうしないと、夜勤業務が後手後手に回って、
仕事が終わらないのよね。
30分ほどして、先にお孫さんが到着
10分後に娘さん到着
何とか間に合いました。
もう意識はなかったけど、
呼吸もしていたし、
心臓も動いてる。
それから1時間ぐらい頑張って
天国へと旅立ちました。
今回、私はすごく納得のいく看取りができたと
自己満足ですが、思っていましたが、
後日、娘さんから、
お礼の手紙が届きました。
約9年、この仕事をして、
何人の人を送ったか?
数えられませんが、
お礼の手紙をもらったのは
2回目。
それだけ、家族にとっても納得のいく看取りって
なかなかできないようです。
この出来事は、まだミルクが寝たきり状態の時の事で、
私は、ペアと組んだ看護師とワーカーさんに
「今日は、間に合ってよかったなー
これで、家に帰って、わんこ死んでたらシャレにならん!!」
と、思わず言ってしまった。
私もこの時、寝たきりのミルクを置いて
仕事に出かけなければならないのが辛かったのよねー

この笑顔がたまらなく可愛い
いつも見てくださりありがとうございます。

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