教育とは・・・・
ちょっと、今日は、重苦しいお題になるかも知れませんので
嫌な方はスルーしてください。
今、私の働く病院に、20歳代後半の頸椎損傷の女性が入院しています。
頸椎損傷とは、首の骨が損傷し四肢麻痺(首から下が不自由な事)を
起こすものです。
その患者さん、最近、入院してきたのですが、非常に我がままで、
言葉遣いも乱雑。
患者さんなんだから、優しく接しないといけないんでしょうが、
看護師と患者としてではなく、一人の娘を育てている親として思ったことを、今日は、書きたいと思います。
個人情報なので、詳しくは書けませんが、
彼女は、約3年前ぐらいに、事故で頸椎損傷になったようです。
それまでは、おそらく何不自由ない暮らしをしていたと思います。
突然の事故、そして、自分の体が不自由になったこと。
おそらく3年経った今でも、彼女の中では受け入れは出来ていないように思う。
接していて、言葉の端々や態度でそう思います。
それは、無理もない事だと私も思う。
なので、彼女の母親も彼女の言いなりになっていたり、
決して、怒ることはなく、そして、反面、無関心な様にも思う。
週末の外出。家に帰る訳ですが、家から病院に帰ってきて母親は 「じゃあ、帰るわ」とかの一言もなく病室を去るのです。
きっと、家でも我がまま言いたい放題で、やっと解放されるという気持ちのようにも見えます。
あくまでも、私の憶測なので、もしかしたら違っているかもしれませんが、他の職員の方に聞いてみても、そのように見えるようです。
そして、ある日、私より看護歴1年下の仲の良いSちゃんと語り合い。
Sちゃんにも娘さんが2人います。
なので、聞いてみました。
「もし、自分の娘が、頸椎損傷で四肢麻痺になったらどうする?」って。
そしたら、「本人が、それを受け入れるまでは、本人の言いたい放題にさせる。でも、受け入れた後は、親は必ず子供より先に死ぬんだから、生きていく方法を教えて行かないとダメですね~」って。
私も同じ思いだった。「やっぱりそうよなー。親は、いつまでも居てないし、親が死んだ後でも、ちゃんと生きて行けるように教育せんとあかんわな~」
「私やったら3年が目途やな、石の上にも3年って言うやろ、3年経ったらビシバシいくな!!」と私。
私の娘も、馬術しているので、落馬して頸椎損傷になる可能性は無きにしも非ずでして・・・
そして、ふと古い記憶が蘇り、昔見たテレビでやっていた、両手両足を霜焼けが原因で、そこから発病し切断した女性が、見世物小屋に親に売られ、それでも、晩年は、親に感謝していた人のことを思い出し、誰だったか?
インターネットで検索してみたら、出てきました。
中村 久子氏
あの有名なヘレン・ケラー女史に「私よりも不幸で、私よりも偉い人」と言わせた人。
YouTubeで「中村 久子」と検索すれば、出できます。
興味があればご覧ください。
私も、この記事を書く前に見てみましたが、
何だが、自分がちっぽけな存在に思えました。
私も、パニック障害を患って、一時期、人生終わったと思った時期はありましたが、この中村久子氏の歩いてきた人生を見てみると凄いなって思う。
私なんか、足元にも及ばない・・・ って感じです。
旦那が、働けなくなってから、「もう~、やってられない!!」と思った時期もありました。← 今も思ってるかも(笑)
いつからか忙しくなり、なんで自分だけ・・・ と思うこともしばしば。
でも、中村久子氏の人生を見たら、私なんてどんなに幸せな事か。
五体満足だし、働くところがあり、ローンはあるが家もあり、しかも、わんこ、にゃんずもいるし・・・
なんて幸せなんだろうと、今日、再確認してしまいました。
もう少し、踏み込んで書きたかったのですが、言葉に表現するのが難しくて・・・・
ちょっと、中途半端な記事になっているかもしれませんが、お許し下さいませ。
いつも見てくださりありがとうございます。

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コメント
No title
こんばんは。頚椎損傷とか、中途での障害になった方は受け入れなんてできないですよね。
それが現実で、受け入れなければならないとしても
人のことはああすればいい、ここが違うといっても
本人にとっては、そんなのは自分で分かっている部分もあるので、よけい不憫に思えます。
それが現実で、受け入れなければならないとしても
人のことはああすればいい、ここが違うといっても
本人にとっては、そんなのは自分で分かっている部分もあるので、よけい不憫に思えます。
neneshibaさんへ
こんばんわ。
中途での障害、本当に受け入れがたいでしょうね。
でも、そうなってしまったのは、もう戻しようがないですから・・・
受け入れて、強く生きて行って欲しいと願う・・・
毎日を嘆いて過ごすのなら、こんな体でも、できることはないか?
と前を向いて生きて行って欲しいです。
中途での障害、本当に受け入れがたいでしょうね。
でも、そうなってしまったのは、もう戻しようがないですから・・・
受け入れて、強く生きて行って欲しいと願う・・・
毎日を嘆いて過ごすのなら、こんな体でも、できることはないか?
と前を向いて生きて行って欲しいです。